KATHMANDU
彼女の持ち味としていた上質の短篇小説のような展開が少し陰を潜め、私小説的な味わいよりも曲の個性で勝負しようとした時期と感じ取っているのが本アルバム『KATHMANDU』です。
ミリオンセラーを出すのは当然だという制作会社の雰囲気が彼女の気持ちにのしかかっていたのではないかと思うほど、様々な試みをしています。表題曲だけでなく、エスニック的な香りを随所に取り入れ、一風変わった音楽表現を積極的に取り入れたアルバムだと捉えています。
このアルバムが発売された頃のユーミンのCDは冬の風物詩として定着しており、1988年の「Delight Slight Light Kiss」以来8作続けてミリオンセラーを続けてきた記録も本作品で惜しくも途絶えてしまいました。もっともそのほうが本人の力を抜くのに好結果を生み出したと思われます。21世紀に入ってからのユーミンの活躍を見てもファンは一定のイメージを持ってずっと接してきたわけですから。
曲のタイトルに横文字が増えたのもこの頃の特徴でしょう。
1.KATHMANDU、2.Take me Home、3.命の花、4.Baby Pink、5.Delphine、6.輪舞曲(ロンド)、7.Broken Barricade、8.Midnight Scarecrow、9.クロームの太陽、10.Walk on,Walk on by、11.Waver of Love〜ORIHIME、という流れを見ると、初期の頃の日本語だけで通した曲名とは全く違う傾向を示しています。
個人的には、バート・バカラックの曲のタイトルや伴奏をイメージした10曲目の「Walk on,Walk on by」のノスタルジーを感じさせる雰囲気が好きで愛聴しています。このような60年代を彷彿とするような楽曲を作らせれば随一ともいえるユーミンの真骨頂とも言える作品です。
11曲目の「Waver of Love〜ORIHIME」も和のイメージを追及した好作品で、東洋的な作風はとても印象に残るもので、ユーミンでなければ作れない作品でもありました。
たたかうお嫁さま
私は男ですが、年内に結婚を考えている者です。 この本を読んで「結婚てタイヘンなのね」っていうか「披露宴って物凄くタイヘンなのね」って思っちゃいました(^^;
でも、そこまでの流れとか、男の立場と女の立場それぞれからの意見(!?)が面白おかしく描かれていてとても参考になりました。
ちなみに、続編もカナリ面白いです。
けらさんの漫画、私は大のお気に入りです(笑)