容疑者Xの献身 (文春文庫)
小川洋子の「博士の愛した数式」(新潮文庫)を読んだときにも思ったけれど、数学者とは独特な世界観を有している方である。本書に登場する数学者にもある種の美学を感じた。「白夜行」「幻夜」(共に集英社)で東野圭吾氏による緻密なプロットには常々敬服していたが、今回もすごかった。小出しに小出しに真相らしきものが提示されるので、心の準備というか、ある程度の予備知識を持って、クライマックスに直面した。それでもちゃぶ台をひっくり返されるような衝撃を喰らう。信じられない思いと理解力不足がない交ぜとなって、何度もページもめくり直してしまった。著者が描く「真実」の引き出しはとても深い。そしてなんとも切ない。「名探偵ガリレオ」シリーズの一冊。
下町ロケット
一気に読みました!すごく面白かったです。どうなるのか気になって仕方ない反面、スピード出して読むとせっかくの楽しい小説がすぐ終わっちゃうというジレンマの中、やっぱりあっという間に読んでしまいました。
以前、知財侵害に携わる仕事だったこともあり、懐かしい思いで前半を読みました。そして後半は、登場人物の皆さんが生き生きと動く映像が、自然と頭に浮かびました。素晴らしかったです。
具体的な感想は、これから「下町ロケット」を読む方々のために控えますが、この小説を読んで深く思ったことは、自分が属する組織が大きいからと安住するのではなく、小さいからこの程度と限界を作るのでもなく、大切なことは、自分自身がどうあるかだなあということでした。
読み終わったばかりなので、こなれていない感想ですみません。年末年始に再読したいと思っています。1度読んだので、安心して(ってヘンですかね?)ゆっくり味わって読むことができそうです!
八日目の蝉 特別版 [DVD]
私は、キッズ・ウォーの時から真央ちゃんが大好きで八日目の蝉も真央ちゃん目的で観ましたが、こんな真央ちゃん観たことありません。
女優さんだから、いろんな役をしますが役だとかどうのではなく、女優井上真央のイメージや考えを良い意味で裏切られました。
最後の真央ちゃんの号泣シーンは、素晴らしいと思いました。
永作さん、小池さん、キャストの皆さんも主演級な方ばかりで豪華でした。
マスカレード・ホテル
あるホテルのフロント業務をしている女性に上司から
依頼がきます。それは「刑事を一人フロントにスタッフと
して潜入させたい」
サービス業とは遠い世界の刑事に、ホテルマンの心得など
を伝えていきますが、その業務の裏には殺人事件を防ぎ
犯人を逮捕するという目的があります。
二人の歩み寄り、ぶつかり合いが楽しめます。
ホテルには様々な人が来ます。楽しい夢を持つ人だけでは
なく悩みを持って来る人など。
さて、この作品ホテルの人も警察の人も色々出てきますが
所轄の刑事としてできてた「「能勢さん」
彼は別シリーズで本がでるんだろうなーというぐらい
いい味だしてます。
ライトといえば、ライトな作品でしたが ドキドキ感は
作品を通じてあります。ページをめくる手が止まらないと
思います。読んで良かった作品です。
八日目の蝉 [Blu-ray]
私は、キッズ・ウォーの時から真央ちゃんが大好きで八日目の蝉も真央ちゃん目的で観ましたが、こんな真央ちゃん観たことありません。
女優さんだから、いろんな役をしますが役だとかどうのではなく、女優井上真央のイメージや考えを良い意味で裏切られました。
最後の真央ちゃんの号泣シーンは、素晴らしいと思いました。
永作さん、小池さん、キャストの皆さんも主演級な方ばかりで豪華でした。